乳がんとは

乳がんとは乳腺にできる悪性の腫瘍です。

乳がんの初期では自覚症状はほとんどなく、発見のきっかけは大半がしこりです。その他の症状としては、乳房にえくぼのようなくぼみができたり、乳頭から血液が混じった分泌物が出たりする症状があります。

2cm以下の乳がんを早期乳がんと言います。早期乳がんはきちんと治療すれば、9割以上の人が治癒します。
ですから、早期発見のため定期的な検診は、女性にとって大切なのです。さらに、乳がん治療を受けた人の約70%が自己触診で発見しています。
自分自身を守るために、月1回のセルフチェックも行いましょう。
乳がんは早期発見できれば助かります。

乳腺

乳がんの自己検診法:9つのステップ毎月実行しましょう

毎月、月経終了ごろ1週間以内(4・5日目が最適)に行います。
閉経後の人は、毎月、日にちを決めて行います。
※親族に乳がん患者のいる方は、特に注意をしましょう。

[1]
まず両腕を下げたまま、左右を見比べ両方の乳房を観察する。

[2]
両腕を上げて鏡に映し、左右の乳房の形の変化や乳頭の変形がないか、皮膚にえくぼ・ひきつれはないか調べます。

[3]
左右の乳首を軽くつまみ、血のような異常な液が出ないかを調べます。

[4]
発見しやすくする為にあおむけに寝て、乳房が垂れず胸の上に平均に広がるようにします。

[5]
触る乳房の反対側の手を使って、乳房の内側半分を手の指の腹で、軽く圧迫して、まんべんなく触れてみます。

[6]
触る乳房の反対側の手を使って外側半分を手の指の腹で同じようにまんべんなく上下左右うず巻状に触れてみます。

[7]
必ず指の腹で探ってください。乳房を指先でつまむようにして調べると、異常がなくてもしこりのように感じます。

[8]
右の乳房の検診が終わったら、左の乳房を同じ要領で検査します。

[9]入浴時に乳房に石鹸をつけ
[7]の要領で週1~2回は触診をして習慣になるようにしましょう。

乳がんのできやすいところ

乳がんのできやすいところ

上から順に、
1.乳房:外側の上方
2.乳房:内側の上方
3.乳房:外側の下方
4.乳首付近
5.乳房:内側の下方

注)出典:聖マリアンナ医科大乳腺・内分泌外科データ

子宮がんとは

子宮がんには、子宮の入り口付近にできる「子宮頸がん」と
子宮の奥にできる「子宮体がん」の2種類があり、メディックス広島では子宮頸がんの検診を行っています。

この2つのがんは、原因も、なりやすい年齢も、進行の仕方も、まったく異なる病気です。子宮体がんが閉経前後の女性に多いのに対して、子宮頸がんは若い女性でもかかる可能性が高いがんです。特に最近では、20~30代の女性で子宮頸がんにかかる人が増えています。

子宮頸がんは、ハイリスクタイプHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの性経験による感染が原因です。多くは一過性感染で終わりますが、持続性感染から、がん発生へとつながります。このことから性経験のない方は、検査の必要がありません。

ほとんどの場合は、初期に自覚症状がありませんが、不正出血や下腹部痛などを感じたら進行している場合も少なくないので、症状がある場合は、早めに医師へ相談してください。

子宮体がん・子宮頸がん

乳がん・子宮頸がんを知ろう

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